大型トラックは中型トラックとサイズはほぼ同じですが、最大積載量が多く、1度に多くの荷物を輸送することができます。また、都道府県をまたぐ長距離の輸送で重要な役割を果たしています。このページでは、大型トラックならではの特徴や働き方について解説します。
大型トラックドライバーの
仕事内容

長距離輸送をメインとした物流の大動脈
大型トラックドライバーの場合は、都道府県をまたぐ拠点間輸送や企業間の輸送がメインです。長距離を走るため、高速道路や主要幹線道路を利用するケースが多いのが特徴です。
- 拠点間の定期便輸送(大規模な物流センターや工場など)
- 長距離・長時間の運転
- 運行途中での荷積み・荷おろしの作業は少ない
- 基本的に1人での作業・運行が多い
大型トラックを運転するには大型免許が必要です。取得条件としては、原則として満21歳以上であること、かつ普通免許・準中型免許のいずれかを取得してから3年以上の経歴があることが条件になります。
大型トラックのサイズは?
大型トラックは、物流業界で通称「10t車」と呼ばれることが多いトラックです。全長12メートル以下、全幅2.5メートル以下、全高3.8メートル以下のサイズで中型トラックと寸法はほぼ変わらないものの、最大積載量は6.5t以上の荷物を運ぶことができます。
大型トラックは車両自体にも重量があるため、ブレーキ操作、ハンドル操作などの高い技術が必要です。さらに、車高が高いため車体周辺に死角が多いこと、スピード感をつかみにくいという特徴もあり、常に安全を意識した運転が必要です。
大型トラックドライバーの走行距離は?

https://www.mlit.go.jp/jidosha/content/001409523.pdf
一日あたりの走行距離は、約295㎞程度
国土交通省が2021年に行ったトラック輸送状況の実態調査結果によると、大型免許で運転できるトラックの一日あたりの走行距離は、約295㎞程度です。
長距離輸送では、渋滞や天候などの状況を把握しながら、 運行管理者が作成する運行計画に基づいて運行しなければいけません。 決められた時間内に到着するためのスケジュール管理や体調管理が求められます。
平均集配箇所数はどれくらい?
・3.1箇所大型トラックの配送先はどこ?
物流センターや工場など決まった拠点
物流センター・工場・ターミナル間の幹線輸送を担当します。 配送先が比較的固定されているため、決まったルートを走ることが多く、日々同じ道を走ることで、道路状況やエリア特性など運転に必要な感覚が磨かれていきます。
大型トラックドライバーとして働く魅力は?
走ることに集中できる
長距離輸送が中心のため、途中での荷積み・荷下ろしはほとんどありません。走ることに集中できる環境です。 ただ、長時間同じ姿勢で走り続けることになるため、高い集中力と運転技術、そして体力も欠かせません。 深夜運行や車中泊を伴う深夜運行もあるため、生活リズムが乱れやすい面もあります。
高収入を目指せる
大型トラックドライバーの場合、深夜手当や長距離手当が支給されるため、小型・中型トラックと比べて給与水準が高いのが特徴です。また、大型免許を持つ人が少ないことから業界内での市場価値が高く、経験を積むほどに評価される存在へと成長していきます。
さらに、大型トラックの運転経験を積むことで、トレーラーやけん引免許など、より専門性の高い資格にチャレンジできます。これらの免許を取得すれば、輸送できる荷物の種類が増え、収入アップも期待できます。
長距離運転で味わう自由と達成感
全国各地を走る長距離運転では、景色の移り変わりや走る楽しさを感じられます。普段行けない場所の風景やご当地グルメを楽しめるなど、 「旅をしながら働く」感覚を味わえるのもこの仕事の魅力です。一人で運転する時間が多く、自分のリズムで仕事に集中できる環境です。
安全運転を心がけながらも大型車ならではの乗用車では味わえない、景色や見晴らしを感じながら走行するのも普段から楽しみの一つです。
トレーラーで北海道から九州(沖縄)、ときには韓国や台湾に輸送することもあり、いろんなところへ行けるので楽しいです。運んでいる貨物も、通常のトラックで運べないほど大きく重い貨物なので、輸送後の達成感も大きなものがあります。
スケールの大きな仕事に挑戦したいなら大型ドライバーへ
ただし、大型トラックドライバーの求人の多くは「ドライバー経験者」を求めており、未経験者がいきなり大型トラックのドライバーになるのは難しいのが実情です。まずは、準中型免許・中型免許を取得し、中型トラックドライバーとして経験を積むことからスタートしましょう。